第5章 公休明け 《津軽目線》
俺の隣で、真っ赤になって、目がぐるぐる回って今にも倒れそうなウサ。
(ウケる〜〜。ホント)
ゲラゲラ笑いたいんですけど〜!
ムカつくけども、あの優男とウサが俺に内緒で会ってたとしても、恋愛感情なんてなかったし、優男の婚約者の指輪選びのお供兎をしただけのウサだった訳だから、まあ、そんなに、今思えば許せなくもない。
こんな楽しい事をウサに出来る口実が出来て、逆にウサとあの優男が会ってくれた事に感謝したいくらいだ。
そう思える程、今のウサの顔は最高に面白かった。
(ざま〜〜〜〜ヘラヘラ兎〜〜〜〜)
俺は、わざと、スッケスケのキャミソールを手に取った。
ウサの目がハッと大きく見開かれる。
ウサの鼻の穴もめいっぱい広がった。
(ぶっーーーーーーっ!!何その顔ーーーーーーーーー!!)
こんなに、面白い事とか、学生時代以来だろ?
ホント、ウサって、面白い〜〜〜〜〜。
他の女の子にこんな事しても、逆に喜ばれて、ウサと同じ反応にならないだろ?
俺は、ゲラゲラ笑いたいのを必死で堪えて、スッケスケのキャミソールをわざとらしく、ウサの前にあてがって言った。
「ウーサちゃん、これなんかどうかな?」
「えーーーーーー!!これって、スケスケじゃあないですかーーっ!!」
ウサの顔が、真っ赤になって恐怖に歪むーーーー!!
俺は、思わず、小さくぶっと吹き出した。
(やっべっ!)
「ウサちゃん、大きい声出さないの。みんなびっくりして、ウサちゃん見てるよ」
ウサは、恐怖に悶絶中。
(ぶっーーーーっ!吹き出すってこのウサの顔!)
その後、俺は、散々ウサをからかって楽しんだあと、バニーガール風のセクシーランジェリーを買う事にした。
バニーガール風のセクシーランジェリーをウサに着せて何して貰おう?
今までの、紳士の皮を被ったゴリラのままで、いてやるかよ!
雄の本能晴らさせろよな。ヘラヘラ兎。
「ウサちゃん、今日は、津軽さんの喜び組さんは、津軽さんのマンションの部屋でお仕事だよ。言っとくけども、ウサちゃんに拒否権無し」
「津軽さん、わたしに何させる気ですか!?」
「え?喜び組さんのお仕事だよ」
「お仕事内容教えてください!!!」
「喜び組さんなんだから、津軽さんが喜ぶ奉仕全般。今日、ウサちゃん、自分の部屋に帰れるかな?」
(ぶっ!!)