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ヤキモチが止まらない【恋人は公安刑事】津軽高臣編

第4章 公休日明け〈主人公目線〉


わたしは、料理の材料とバニーガールもどきのセクシーランジェリーと、レースのヒラヒラエプロンと共に、津軽さんの車に乗せられて、津軽さんのマンションの部屋まで連れて行かれた。

「はい。ウサちゃん入って」

津軽さんは、にっこり笑って言った。

(津軽さんの笑顔の裏の企みが怖いよーーーー!!)

「さてと、ウーサちゃん」

津軽さんは、ソファーに腰掛けると、ゆっくり足を組んで言った。

「何からしてもらおっかなー、喜び組さんに」

しばらく、考えた津軽さんが言った。

「じゃあ、お腹も空いた事だし、ウサちゃん ロールキャベツ作ってよ」

「はい.....」

わたしが、ビクビクしながら言うと、津軽さんが 買って来た袋から、ヒラヒラのレースが付いた真っ白のエプロンを取り出して
立ち上がった。

「じゃあ、喜び組さんは このエプロン付けようか」

と言って、わたしの後ろに回って、エプロンを着けさせられた。

「ウーサちゃん、 馬子にもエプロンで、ウサちゃん新婚の奥さんみたいで可愛いよ〜、流石、津軽さんの喜び組さん。じゃあ、喜び組さん ロールキャベツ作り頑張って」

わたしは、あのバニーガールもどきのセクシー下着を着せられると
思っていたので、ほっとしていたら、津軽さんが言った。

「ウーサちゃん、ほっとするのは、早いからね。津軽さんの喜び組さん」

(読まれてる!!)

わたしは、あたふたと、ロールキャベツの材料を持って、広々としたシステムキッチンへ行った。

津軽さんの部屋には、何回か来た事あって、だいたいの料理の器具の置き場や、調味料の置き場は把握している。

わたしは、何とか ロールキャベツと、スープにサラダ 、ガーリックブレッドを作る事に、成功した。
わたしはリビングへ作った料理を運んだ。

津軽さんは、並んだ料理を見て言った。

「へー、ウサちゃん頑張ったね、美味しそうだね〜。津軽さんの喜び組さん。ウサちゃんは、ワインは、白?赤?ロゼ?何にする?」

「津軽さんと、同じ物で」

「じゃあ、この白ワインにしよっか」

そして、津軽さんは、慣れた手つきで、ソムリエナイフでコルクを引き抜いて、ワイングラスにワインを注いだ。

ソムリエナイフで、ワインのコルクを引き抜くあたり、津軽さんっぽくって、いちいち様になってカコッイイ。


「津軽さんの喜び組さんにカンパーイ!」
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