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ヤキモチが止まらない【恋人は公安刑事】津軽高臣編

第3章 公休日 〈主人公目線〉


公休日の朝 寝不足の目を擦って時計を見ると、10:03分!

11:00にA駅で待ち合わせ。

(あー、早く準備しないと、遅れるよ!)

慌てて、用意して、いっちょらの、津軽さんと一緒に見に行って買った服を着た。

慌ててA駅に着くと、幸男くんは、A駅で既に待っていた。

「久しぶり、瑠璃子ちゃん」

幸男くんが相変わらずの愛想のいい笑顔で言った。

「久しぶり〜。元気だった?この度は、ご結婚決まっておめでとう!」

小学生から、高校生まで、同じ学校で友達だった幸男くんは、随分と大人っぽい男性に成長していた。

幸男くんは、少し照れ臭そうに言った。

「ありがとう。瑠璃子ちゃん。今日はよろしくね」

「うん、警察庁の同期の女の子にも相談してね、都内の有名な宝石店を四つピックアップしてるけど、幸男くん、全部回る?」

「うん、折角、瑠璃子ちゃんが、調べてくれたし、行きたいかな」

幸男くんが、爽やかな笑顔で言った。


(いいな〜、結婚式か....わたしも、いつか、津軽さんと....,)


「瑠璃子ちゃん、今、恋人のことでも考えてたでしょ?」

「あはは、そうかも」

「瑠璃子ちゃん、綺麗になったね。きっと、恋人もいい人なんだろうな?」

人の良い幸男くんが、笑いながら言った。

(!?.....視線感じる様な.....駄目!駄目!職業病!幸男くんに、集中しよう!折角、長野から、出て来てるんだから!)

「それより、幸男くんの奥さんになる人の事教えてよー」

「うーん、優しい子だよ」

「優しい幸男くんが、言うんだから、優しいはずだね」

「うん、そうだね」

幸男くんは、何処までも、幸せそうだ。

(いいな.....わたしも津軽さんと.....)

(いけない!いけない!津軽さんの事は、ちょっと考えない様にしよ!)

「じゃあ、幸男くん ここで、立ち話も、勿体ないから、地下鉄に乗って、一件目の宝石店の近くにある創作和食のお店でランチしようよ」

「うん、俺は、田舎者だから、瑠璃子ちゃんに任せるよ」

「うん!」

(!?........なんか、視線感じるけども.......?駄目!駄目!職業!、職業病!)

と思う事にして、幸男くんと、幸男くんの奥さんになる人の
婚約指輪選びに、集中する事にした、わたしだった。
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