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【黒バス】青春微炭酸

第1章 転校生の彼女


入試明けの、放課後。

「ごめん、部活だった!!」
「あ、私も今日から行くから平気だよ」

そうだった、部活のことをすっかり失念していたので朝一で謝ると彼女はケロっとしていた。

「さっき入部届も出して来たし正式にマネージャーになりました」
「そー…っかぁ…良かった………て、いや…放課後ってことは結構遅くなるけど大丈夫?」
「うん、大丈夫。お願いしたの私の方からだし」

彼女もさっき来たみたいで鞄の中からはいつも通り本を出して机の中に仕舞っていた。
確かに今日は昨日と違って少し大きめのリュックだ。

「あ、今日は結んできたんだね」

どこか違うと思ったら下の方で二つ結びだった。
大人っぽい印象から少しだけ幼い雰囲気がある。

「うん。変じゃない?」
「全然、可愛いよ」
「え、あ、うん…ありがと、森山君」

こ の 反 応 は 。
少し顔を赤くして俯いてしまった。これは照れてるのか。
いや、どう考えても照れている。可愛い。可愛い。
俺の女神が、とても、可愛い。

「はよー、春乃ー森山ー」
「おはよー、鳴ちゃん」
「おはよう、笹野。奈穂ちゃんは?」
「奈穂は購買でご飯買いに行ったよ。あ、ここの購買お菓子も売ってるから後で買いに行かない?」
「あ、いきたいいきたい!」

あぁ…女子2人が話してるだけでそこはもう天国のような空間だ……………

「いぃってぇ!!!」
「朝から気持ち悪いオーラ振り撒くな」
「はよーっす笠松」
「おす、笹野…と、小咲」
「おはよう、笠松くん」

俺の女神は今日も、可愛いです…
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