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【黒バス】青春微炭酸

第6章 練習試合と彼女


「飲み物くださーい」
「あ、はい黄瀬君」
「ありがとー、三上さん」
「…あ、あの、2人は知り合い、なんですか?」
「知り合いって程の関係でもないよ。中学が一緒ってだけ。
だから黄瀬君、私のこと多分知らないと思う」

梓はわりと鳴ちゃんに似たタイプだろう。
ボーイッシュっていうか…こう、変なとこ潔い男前というか。
多分、悪く言えば空気が読めない。

「ま、まって三上さん!俺ちゃんと三上さんのこと知ってるッス!
3年の時隣の席で教科書貸してくれたり答え教えてくれたりしたじゃん!」
「あ、覚えてたんだ」
「そこまで俺薄情な奴じゃないっスよ~」
「そういう薄情な男だと思ってた」

これはこれで2人共仲良いようだ。
ズバズバ思ったことを素直に言えるのが梓の良いとこだろう。

「で、でも、私は黄瀬くんはいい人だと思うよ。すっごい優しいしかっこいいし」
「顔はいいけどコイツ馬鹿だぞ」
「黄瀬君いつも赤点組にいたよね」
「勉強も出来ない馬鹿だったんだ」
「ちょっと待って!!もう!!」

桜は根が素直って言うかとにかく優しい子だ。
ちょっと気が弱い部分はあるが胆は座ってる。
うん、いい後輩を見つけたものだと思う。

「ま、とにかく。練習試合がんばって」
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