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【黒バス】青春微炭酸

第2章 部活中の彼女


部活中の彼女は、大体ポニーテールが多い。
ふと気付くと目で追ってしまうことが時々ある。
休憩中はいつも笑顔でドリンクとタオルを渡してくれる。

「…なぁ、あいつら近くないか」
「?あぁ、榛名と小咲か」

女子が苦手な笠松の懐にすんなりと何故か入ったし、明るくて社交的で、よく働いている。
マネージャー同士でも入ってまだ2週間と少しぐらいだけどすっかり馴染んで評価も高い。
…何が言いたいって、俺は焦っていた。
このままでは彼女が俺以外のやつと…特に、鎮目 榛名。
彼女にとって同じマネージャー仲間。
あいつに取られるのではないかと焦っていた。

「どうしよう、笠松…」
「別に小咲の彼氏でもなんでもねぇだろお前は」
「そうだけど!!」

好きな子が他の男と話しているのを見ていられるか。
そう声を上げようとしたところで小咲と目が合った。
彼女は微笑みながら手を振ってくれたので、俺も手を振り返す。

「かわいい…」
「いい加減にしろシバくぞ」

あ、やべ。さすがに本気でやろう。
彼女の後姿を眺めてやる気をチャージ。よし。
今日こそ。今日こそは。告白を。
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