• テキストサイズ

【黒バス】青春微炭酸

第2章 部活中の彼女


入試の結果も張り出され、春休みになりました。
私は部活にも大分馴染んでいます。

「今日は暑いねぇ…」
「いや、暖かいってそっか。秋田から来たんだもんな」
「うん…すごい、暑い」

普通に半袖でいつも通りマネージャー業に励んでいた。
額には薄ら汗が滲み出てくるくらいだ。
タオル持ってくるべきだったなー、なんて考える。

「おい、小咲」
「!はい、監督」
「明日から今年の一年生が練習に参加する。あとで選手にも伝えてくれ。
それから…キセキの世代、黄瀬涼太を獲得した、と。」
「分かりました」

一年生、か。
そう言えば登校初日のことを思い出す。
あの男の子はここに受かったんだろうか。
そして、キセキの世代の獲得。
10年に1度の天才と呼ばれる逸材中の逸材。
名前は知っているけど顔は知らないな、後で調べなくては。

「休憩!」

と、笠松の声がした。
すぐにいつも通りにみんなにタオルとドリンクを渡していく。

「はーい、お知らせでーす。えっと、明日から一年生が練習に参加するそうです。
そして…キセキの世代の一人。黄瀬涼太を獲得した、と」

その一言で部員がざわつく。
それもそうだ。キセキの世代が入ってきたら今までのレギュラー陣ではなくなることは目に見えている。
そりゃ動揺もするだろう。
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp