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火影夫婦の5日間

第2章 ふつかめ


味噌汁の器とご飯を渡すとカカシはテーブルまで運んで行く。

いつも通りだけど、2人で囲む食卓がなんだか今日は特別なものに感じた。

「ご機嫌だね。」

『紅のとこ行ってたの。』

「ホント紅のこと好きだよネ。嫉妬する。」

『そりゃ大親友ですからね!嫉妬しなくてもカカシだけの奥さまですよ。』

カカシは箸を手から落として胸に手を当てる。えっ?祈ってんの?

「…が可愛い。」

『はい?』

「いつも可愛いけど今日はもっと可愛いこと言ってる。」

『そういう気分なの!』

「それ回数増やしてよ。」

『ええ…恥ずかしいじゃん。三十路ですよ。』

「さっきはやってくれたでショ。家の中だけでも!」

『…分かった。ねぇ、カカシ。』

「んー?」

『いつもお仕事頑張ってくれて、ありがとう。』

カカシはまた箸を手から落として顔面を手で覆い始めた。

『なによ。どうしたの?』

「破壊力が…。」

『ちょっとやめてよなんか凄く恥ずかしくなったんですけど!』

「後ろから急所をクナイで抉られた感覚…」

『独特だよ!どんな表現!?それ!!』









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