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【ポケモン】パシオで恋して

第5章 ※Ever green!④



「…こた、え…わかんない…」

もう逃げられない。逃してくれるわけがない。こんなにもグリーンに惹かれている私が、グリーンから逃れる術なんて何もない。

抵抗する力をすっかり無くした私を見て、グリーンはふっと笑った。心底嬉しそうに唇の片側だけをゆるりと上げる。

「もう降参か?」

頷き、潤んだ瞳をグリーンにまっすぐ向ける。恥ずかしさを堪え、震える声で伝えた。

「…こたえ…教えて…」

不安をひた隠し、秘めた覚悟を口にすると、グリーンの表情から冗談めいた余裕が消える。

「……わかった」

グリーンはシャツを脱ぎ捨て、肌と肌を重ね合わせる。包まれ、触れ合った肌の心地よさに目をつぶった。

するするとバスローブのリボンが解かれ、グリーンの指がゆっくりと襟元を引き下げれば、ひやりとした空気が素肌に触れて、思わず身を竦ませた。

胸元にグリーンの視線を感じる。恥ずかしさに目を逸らすと、柔らかなキスがまぶたに優しく落とされた。

そっと胸元に触れ、指先が下着越しにゆっくりとなぞる。這うように動き、背中に到達すると、長い指がいとも容易くホックを外す。

窮屈な下着から解放された胸へと、グリーンの視線が落ちる。じっと観察するような視線に晒され、それだけで、胸の奥が痛いほど高鳴った。

「あの、自信ないから見ないで…」

「なんでだよ。かわいいぜ」

「そんなこといつもは言わないのに」

「拗ねるなって。たくさん言ってやるから」

唇が胸に跡をつけてゆく。ピリっとした痛みがタトゥーのように残り、グリーンの所有物となった証を刻まれる。

その、残された跡を愛おしむように舌がなぞる。焦らすように先端を避けて、舌先が何度も肌にそっと触れ、ちゅ、と音を立てて、唇が肌に甘く吸い付く。

ざわざわとした甘い刺激に身をよじれば、ベッドが軋み、シーツに皺を残す。

「っ…くすぐったいっ」

「逃げんなよ」

指を絡ませ捕らえられる。

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