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【ポケモン】パシオで恋して

第5章 ※Ever green!④



「——…で、さっきの質問の答えは?」

「質、問…?」

キスで思考がトロトロにされた直後では、頭がうまく回らない。

「ヒントはこれだな」

グリーンの手が、ルームウェアの上から胸を撫でる。ルームウェアはシルクのバスローブで、生地が薄く、そっと触れられるだけで身体が反応してしまう。

「ま、マッサージ?」

と、ギリギリのラインで求めているであろう回答をかわしてみる。

「違う。じゃあもうひとつヒントな」

口元に笑みを浮かべ、ギラついた瞳が私を見下げる。その目はまるで、獲物を追い詰める快感に酔った獣のよう。

「ちょっと待って。ヒントいらないっ」

悪い予感がして断ったのに、私の要望にグリーンは応じない。大きな手が胸を包み込み、ゆっくりと指が動く。

「ほら、早く答えろって」

布越しに伝わる繊細な刺激が、下着と素肌をわずかに擦れさせる。

「ん…」

堪えていた声が漏れてしまい、慌てて吐息を喉に閉じ込めれば、爪を立ててより強い刺激を与えてくる。意地悪な彼は、声を引き出そうと執拗に敏感な箇所を責め立てる。

「答えは?」

「…キス、とか…」

声を我慢しながら必死に答える。さっきされたから間違いではない。

「キスがしたいって?いいぜ」

「そういう意味じゃ…っ」

また深い口付けが私の声を奪う。互いの唾液を交換するような激しさに、呼吸がうまくできない。熱い舌が絡むたびに、媚薬を流し込まれているんじゃないかと思うくらい、身体は熱を帯び、翻弄されてゆく。

このままでは、正解でも不正解でもグリーンの手のひらで転がされるだけだ。

触れられ、求められ続け、恥ずかしいのとは裏腹にどんどんグリーンへの思いは強くなって——さんざん口腔を蹂躙され、ようやくキスから解放される頃には、もう精神は降伏してしまっていた。

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