• テキストサイズ

【ポケモン】パシオで恋して

第5章 ※Ever green!④



「…許せない!!」

「リーフちゃん!?」

リーフちゃんは、険しい顔つきでフシギバナとファイヤーをモンスターボールから呼び出した。

瞳には怒りの炎を宿している。

「レッドどいて!グリーン!私と勝負しなさい!」

ものすごい剣幕のリーフちゃんに、ただならぬ気配を感じ取ったレッドは戦いを中断し、ポケモンへの指示を止めた。

「なんのつもりだよリーフ!」

勝負に水を差されたグリーンは苛立ちを隠せない様子だ。

リーフちゃんはお構いなしにふたりの間に割って入ると、腰に手を当てて、グリーンに向かって威圧的に言い放つ。

「いいから私とポケモン勝負!」

「今いい所だから待ってろ!!」

「待たない!ナナちゃんのかたき!!」

「なんの話だ!!」

状況を掴めていない表情のレッドだったけど、尋常じゃないリーフちゃんの気迫に圧倒され、勝負から離脱してこちらに歩み寄ってきた。

私の隣に腰掛けると、傷ついたポケモンのケアを手早く済ませてボールに戻し、突如始まったリーフちゃんとグリーンの勝負を黙って観戦し始めた。

/ 452ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp