• テキストサイズ

【ポケモン】パシオで恋して

第12章 ※熱帯夜



「ぜんぜんわかってないっ」

「そんなこと言いながら、お前さ——」

指で溝を弄って耳元で笑う。

「なんで濡れてるんだよ?」

意地悪な囁き。

「嫌じゃなかったのか?」

「……っ、濡れてるのは、さっきしたばっかだから」

「ならしっかり洗わないとな」

そう言って、悪戯っぽく微笑むと、ボディーソープを手のひらで泡立てた。

「泡が中に入ったら痛いからじっとしてろよ」

泡で包み込むように優しく撫でてくる。ふわふわな泡がなんだかくすぐったい。溝に沿って手のひらが上下し、じんわりと広がる刺激に息を漏らす。

声を我慢していると、指が触られたことのない部分を撫でてきて腰が跳ねた。

「——いっ!?」

「おい、動くなって」

鏡の私は、グリーンの腕に拘束されている。なすがまま恥ずかしい箇所に触れられ、顔を赤らめて眉根を寄せている。

グリーンは片手で、後ろの皺を伸ばすように指で丹念に洗う。

「ね…だめ、そっち…きたないっ」

「大丈夫だって」

と言いながら、シャワーを手に取って泡を流し始める。ようやく解放されると思って内心ホッとしたのも束の間、泡を流し落としてもシャワーを当てられ続ける。

微弱な電流が流されるような快感がじわじわと襲う。シャワーが下から当てられる位置に移動すると、思わず声が漏れてしまった。

「泡が残ってるかもしれないからもう少し我慢な?」

試すような口ぶりで私を弄ぶ。

前をシャワー、後ろを指でふにふにと刺激を与えてくる。指の刺激は気持ちよさよりも違和感の方が強くて、その違和感を無くすためなのか、後ろへの愛撫はじわじわと侵食していくかのように優しい。

初めて触れられ、堪えきれないほど恥ずかしいはずなのに、指で押されればひくんと勝手に反応してしまう。

/ 452ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp