• テキストサイズ

【ポケモン】パシオで恋して

第8章 でこぼこトリオ結成


リーリエちゃんと顔を見合わせてため息をついていると、メイちゃんが「そういえば」と呟き、ポンと手を叩いた。

「あのシルバーさんをどうやって誘ったんですか?『オレに近寄るな…群れるのは好きじゃない…』って感じなのに」

「ぷっ…!」

メイちゃんのシルバーくんのものまねに思わず吹き出してしまった。グリーンと同じことを聞いてくるあたり、やっぱりみんな、シルバーくんに対して似たようなイメージを持っているらしい。

「うふふ、ナナさんってとっても優しいから、きっとシルバーさんも心を開いてくれたんですよ」

「リーリエちゃん、そう言ってくれてとっても嬉しいけど、私たちはね、決っっしてそんな仲じゃないんだよ」

「そうなんですか?ナナさんってポケモンさんみたいで、私は話すだけでホッとするんです。シルバーさんもきっとそうです」

とっても優しいのはリーリエちゃんである。私のどこがポケモンなのかわからないし、かいかぶりすぎだ。

「ポケモンみたいっていうのは、緊張しないとか、話しやすいとか、そういうニュアンス?」

「はい!」

リーリエちゃんに太陽のような笑顔を向けられ、余計に恥ずかしくなってきた。とりあえずは褒め言葉と受け取っておく。

「あ、ありがとう…、でね、シルバーくんを誘ったきっかけなんだけど……」

照れくさくなりつつも、シルバーくんとチームを組んだ経緯をふたりに話した。

/ 452ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp