第7章 ※なつき度MAX
少しずつ奥へ進み、最奥まで到達したところで深く息をつく。まだ行為に慣れていないであろうナナの身体は、挿れただけでぎゅうぎゅうだ。
いったん深く差し込んだまま、動きを止める。少し苦しそうに眉根を寄せているナナの頬をそっと撫でた。
「動くぞ…」
ナナの呼吸が整うのを待ってから、律動を再開する。
あの日からずっと、この身体が忘れられず気が狂いそうだった。
我慢を強いられた分、満足させてもらわねーとな。
ゆっくり、中の壁を擦るように腰を揺らす。腰を引くたびに熱いヒダが絡みついて、オレを中へと吸い込もうとする。
ビリビリする快感が腰から全身に広がる。あたたかく、締め付けながら包み込んできて、油断すればすぐに一滴残らず搾り取られそうだ。
ナナを見つめれば、目をきゅっと閉じながら、華奢な身体でオレの想いを受け止めている。
そんな必死こいてるかわいいかわいいナナに、ちょっと悪戯したくなった。
「…なぁ、違う体位試そうぜ」
「たい、い…?」
まどろみから覚めたばかりのような、うっとりとした顔で返事をするナナを抱き起こし、オレが仰向けになる。
「オレの上、またがれ」
「またがれって、あの、これは?」
「挿れるに決まってんだろ」
「私が…上から?」
あからさまに戸惑い始める。
せっかくだから、満足するまで恥ずかしがらせるか。オレの趣味にも付き合ってもらわないとな。
「そうだよ。ほら、自分で挿れてみろ」
「え…」
「できないって?」
「…やってみる」
恥ずかしさを堪え、オレの上で膝をついてまたがっている。そんな従順な一面に更に興奮が高まる。固い下半身に手を添え、ナナが分かるように入口に押し当てる。
「ここな」
「……ッ、わかっ…た…」
恥じらうように眉をひそめ、腰を下げてゆく。先が咥え込まれる強い快感に思わず息を呑む。熱い肉の壁がオレを包み、呑み込んでゆく。
「もぉ、むり…はいらないよ…」
半分入った状態で、ナナは腕をついて倒れ込んで降参してきた。
「さっき全部入っただろ」
ふるふると首を振っている。