第7章 ※なつき度MAX
眼前に濡らした指をチラつかせると、ナナは微かに首を振る。
「ここに使うんだよ」
ぬるぬるした指の腹で胸の尖りを押し潰す。
「…やっ、あ、ん……んッ」
「ほら、乾いたから舐めろ」
今度は指を2本に増やして口腔を蹂躙すると、苦しそうに口の端から息を漏らしている。
苦痛と快楽の狭間で、顔を歪ませながらも命令に従うナナ。
その従順さに、ゾクゾクするほどの興奮を覚える。
そうだな…。せっかく指入れてるからな。あれを練習させてみるか。
「ちょっと、ためしに咥えてみ?」
フェラに見立てて指を出し入れしてみる。
「んぐ…ッ!?」
「歯が当たらないようにできるか?」
「んん…」
ナナは戸惑いながらも、言われた通り歯を立てずに指を咥え込む。
「そうそう、それでいい…」
指を奥へねじ込めば熱い舌がねっとりと絡み、引けばやわらかな唇が吸い付く。指を入れてるだけで想像が膨らむ……入れたらすげー気持ちいいんだろうな。
けど、まだその段階じゃない。ナナがもう少し行為に慣れてきたタイミングで切り出すつもりだ。
何をしてるのか本人はよく分かってないようで、咥えながら「?」を浮かべてオレを見てくる。
……絶景かよ。
「…ぐりー…んっ、くるひぃッ」
ついに涙目になって訴えてきた。涎を垂らし、辛そうに眉をひそめている。
何もかもがエロすぎる。
たまらなくなって乱暴に唇を奪った。