第7章 ※なつき度MAX
「もう遅いし、泊まってくか?」
「う、うん。いいの?」
「ああ」
本音をいえば今すぐ抱きたい。けど、初めての夜に暴走しすぎて、リードしてやるつもりが乱暴に求めすぎたのを密かに反省していた。
オレに夢中になるのが怖いなんてかわいいこと言ってくれたが、あの日以来ナナはどこかぎこちない。恐怖心を植え付けたかもしれないし、ナナが乗り気になるまでは耐えようと決めている。
決めたところで、下半身が勝手に反応するのはどうしようもない。どこまで単純なんだかと自分でも呆れる。でも、今夜のナナはガラスのように脆く壊れそうで、ゆっくり休ませてやりたかった。
「グリーン……あのっ」
「ああ、歯ブラシなら予備があるし、シャワーならいつでも使えよ」
「ううん、そうじゃなくてっ」
ほんとにわかりやすいよな、と顔を赤くしながら戸惑うナナを見て思う。