第4章 俺が想いを伝えた時の話
□君の傘になりたい(微R18)
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「…ふ、布団は…離そう。」
夕食後、温泉街を散歩して帰ってくると布団が_ピタリと寄り添って2つ綺麗に敷き詰められていた。
「…い、一緒が良い。」
布団を離そうと手をかけた俺の服を掴みながら__ポソッ。と呟いたにため息が出た。
「…。。状況わかってるか?」
なんで俺が布団を離そうとしているのか。にはそれがわかっていないんだと思う。
確かに気持ちはお互い伝えたが、その日に…。というのはあまりにも早すぎる。いや、興味が無いわけでも無いが世間的な話しだ。そう思いため息をついた俺を見ては顔を真っ赤にして声を上げた。
「わ、わかってないと思ってるの!?ど、どこから何処まで誘えばいいのよ!もう無理!寝るっ!」
「え!?(そういう解釈で良かったのかよ!!)」
布団を頭まで被ってしまったは、そういう事も踏まえて布団はそのままにしたいと言った様だ。