第4章 俺が想いを伝えた時の話
「いや、せっかく混浴だから誘ってるんだけど。
……無理なら…他の人誘うからいいよ。」
当たり前の様に混浴だと告げてくるりと背を向け歩き出したの腕を俺は慌てて掴んだ。
「ちょっと待った。待って。」「…?」
不思議そうな顔をしているが、はいったい自分を何だと思っているのだろうか。
「…ねぇ、他の 男 を誘おうとしてないよね?」
「いや、女の子は混浴嫌がるかなって…。」
「アホンダラァッッ!!!」
「え!?何でそんなに怒ってるの!?」
は自分の事を本当に分かっていないと思う。
自分が男からどういう目で見られているかという認識が端から端までぶっ飛んでいるんだろう。