第6章 カフェでの出会い
この学園に入学してから今日は初めての休日。四季と海藤の二人はせっかくの休日を有効活用しようと画策していた。
「じゃあ、四季ちゃんもカフェないんだよね?」
「うん、先生がいないからお休みみたい」
基本的には四季の行っているカフェ活動は休日もあるのだが、教員が一人はいないといけないため、教員が出られない日は必然的にお休みになってしまうのである。
「じゃあ、せっかくだから午後にでも構内散策してみない?部活動の勧誘とかで今日はどの部活も見学出来るみたいだし」
「うん!明日香ちゃんは部活入るの?」
「う~ん…私は悩んでる…。ガーデニングだけに集中したい気もするし…」
「そっか…私も運動は得意じゃないし、入るとしても文化部系かなぁ…」
「とりあえず、見学してから考えますか!」
「そうだね」
その日の午後、二人は学園へと向かった。
「お…多すぎ…」
十五時を過ぎた頃、海藤がへばったように嘆いた。それもそのはず、この学園には部活動も多くあり、全てを見て回るには時間も体力も足りなかった。
「ちょっと疲れたね…」
海藤と同じように疲れを見せる四季も小さくそう呟いた。海藤はふと、男子寮のカフェを思い出して四季を誘った。
「ねぇ、この前のカフェに行かない?休憩もしたいし…」
「そうだね…私も休憩したい」
意見が一致した二人はカフェへと向かって行った。