第5章 初めてのお客様
~放課後~
放課後、四季はカフェへと向かった。
「失礼します…」
「あ、関谷ちゃん!」
「野々村先生、今日から宜しくお願いします」
「とりあえず座って、まだ全員は揃ってないんだけど…もう一人の先生は今日は来れなくて、ごめんね~」
そう言って野々村は近くに座っていた人物の方を向いた。
「お!この子が新しい子?」
「そう、さっき話してた関谷四季ちゃん、オパール寮の子なの」
「初めまして、私は吉井さつき。よろしくな!」
吉井さつきと名乗った女性は、女性にしてはさっぱりとした短髪に、健康的な日焼けをした背の高い女性であった。
「よ、よろしくお願いします」
「さつきちゃん、あんまり威圧しないであげて、ビックリしちゃってるじゃないの」
野々村に注意された吉井は元気よく笑い、四季の肩をポンと叩いた。
「ごめんごめん、でも、嬉しくて。今年でココ無くなる話もあったし、安心してさー」
昨日も同じような話を聞いていた為、四季は気になって野々村の方を向いた。