第4章 カフェ
「お待たせしました~」
「すみません…」
「いいの、いいの気にしないでね。お客さんじゃなくて見学なんて久し振りだから嬉しくて」
紅茶を2つ持ってきた野々村は四季の横に座り、話し始めた。
「このカフェも今年新入生が入らなければ閉鎖も考えてたぐらい人が少なくて…やっぱり茶道教室とか、音楽教室とか色々あるからね…皆、他に行っちゃって」
「人数は何人ぐらいいるんですか?」
「私ともう一人指導員の教員がいるのと、3年生が二人と2年生が一人で、計五人しかいないのよ」
「確かに少ないですね…」
「それに、外部からのお客さんもあまり来なくて…もしかしたら入学時に説明とかあったかもしれないけど、ここの男子寮の方にあるカフェがすごく人気で、そっちに外部のお客さんは行っちゃうのよ」
「そうなんですね…」
「あんまりその辺りはメリットは無いんだけど、単位的にはいくつか優位になるものもあるから、もし、気が向いたら入ってくれると嬉しいな」
「ちょっと、接客とかに興味があって…」
「それなら、ちょうどいいと思うよ。お客さんも女子寮の生徒が多いしね」
「じゃあお願いしたいです」
「本当!嬉しい!じゃあ、とりあえず明日の放課後にまた来てもらってもいい?他の先生と生徒も紹介するから!」