第34章 いや、はい。もう何でもいいです
おまけ②
●タマちゃん ソーちゃん
環「なぁ そーちゃん」
壮「どうしたの?環くん」
環「セフレって何?」
壮「!?
たっ…環くんは、知らなくてもいい事だよ!」
環「そーちゃん前もそう言って教えてくんなかったじゃん。もういーや。携帯で調べっから」
【27章 596ページ】
壮「ま、待って待って!分かった!僕が教えてあげるから!!だからちょっと待ってね!」
(ど、どうしよう!一体何て答えたら…!あぁきっと、子供に “ 赤ちゃんってどうやって出来るの? ” って質問をされた両親はこんな気持ちなんだ!)
環「……なー、まだ?もしかして、ほんとは そーちゃんも知らねぇんだろ。無理して大人ぶんなくてもいいって」
壮「そうだね…僕も環くんみたいに、純粋なままだったら良かったのに」
(でも残念ながら、その言葉の意味を知ってるぐらいには 汚れた大人の階段を上ってしまってるんだよ)
環「……おーーい。そーちゃーーん」
壮「……」
(と いうより、セフレの意味も知らないような高校生が、抱かれたい男ランキング5位って。世間はこんな絶滅危惧種みたいな子に、一体何を求めてるんだろう)
環「……えーっと。
セ フレ… 意 味…」
壮「わー!!待ってってば環くん!1回 携帯はそこに置いて!検索ストップ!」