第33章 とりあえず土下座から行かせていただきまーす!!
おまけ
●ベタ慣れ
日向「………」
(春人のおかげで、クビを免れた俺。なんだか最近、妙に奴が気になる。自分でも、どうしてこんな気持ちになるのか分からない。でも、奴の顔を見たら動悸がするし、気が付いたら姿を探してる。
一体、何だ?この気持ちは…まさか男相手に、恋愛感情ではないだろうし。
とにかく、この気持ちの正体を見極める為、俺は今日も会いに行く)
日「よ、よお 春人。調子はどうだ?」
『日向さん。順調ですよ』
天楽龍「「「………」」」
日「そ、そうか…」
《翌日》
日「春人、取引先から菓子貰ったぞ。食うか」
『戴きます』
天楽龍「「「………」」」
《さらに翌日》
日「サビの音で悩んでて…」
『……私ならここは』
天楽龍「「「………」」」
日(いや何っでTRIGGER毎日いるんだよ!!やる事ねぇなら帰れよ!なんで毎日毎日プロデューサーの仕事部屋に入り浸ってんだよ!!)
天「ねぇ」
日「!!」ビク
天「プロデューサーは馬鹿でお人好しだからキミを許したみたいだけど、ボクはまだ完全には許してないから」
『天。誰が馬鹿でお人好しですか。
悪口は本人の居ない所で言うのがマナーですよ』
天「………」ギラ!!
日(いやいや!今怒られたのは絶対に俺のせいじゃない!!眼光やべぇって殺される!!)
楽「ま、確かにあんたは春人に会いに来過ぎだろ。こいつは忙しいんだ。ちったあ遠慮しろよ」
『貴方達はいいんですか?』
楽「…………え?」
『貴方達は、いいんですか?』
楽「………」ギラ!!
日(いやいやいやいや!だから俺は関係ないだろ!こっち睨むなよ!何で自分達が責められたの全部俺のせい!?
もう嫌だTRIGGER怖い…!まともなの龍之介だけじゃねえか)
龍「あの、日向さん」
日「は、はい!」
龍「春人くんに会いに来るのは、必要最低限にしてもらえませんか?」にこにこ
日「え、っと…どうして、ですか」
龍「だって、あなたが来たら…春人くんが俺達に構ってくれる時間が減るでしょう?」あはは
日(まさかの1番拗らせてる奴だったーー!!
いやTRIGGER、どんなけ春人にベタ慣れなんだよ…!)