第30章 あなたの夜のお供に♡モモちゃんでーす
おまけ
●加藤と佐藤の推測
佐「ねぇ加藤…」
加「ん?」
佐「彼の言ってた アレ 。どういう意味だったんだろうね」
加「アレ?」
佐「エリは、春人になる前の名前。でも別に、エリを捨てた訳ではない。だからエリでも春人でもある。春人でもエリでも 好きな方で呼んで。
って、言ってたでしょう。彼」
加「全部綺麗に覚えてる お前の頭の出来がヤバイわ」
佐「そう?」
加「ま、意味なんか 一つしかないだろうな」
佐「加藤には分かったの?僕にも教えてよ」
加「そりゃお前… “ 上 ” を取って… “ 下 ” を付けたんだろ」
佐「う、上を取って 下を付け…。それってやっぱり、元は “ 女 ” だったけど 今は “ 男 ” になったって こと?」
加「性別変えたって、女であった過去も自分の一部。とかなんとか、そんなとこじゃね?まぁあんま興味ねぇや。
男でも女でも、アイツだから気に入ったんだし」
佐「ふふ。僕、加藤のそういう所、好きだよ」
加「やめろや気色悪ぃな。言っとくけどな、俺の恋愛対象は女だけだぞ」
佐「分かってるよ。失敬だな…」