第27章 ワタシのガールハントセンサーも鈍ったモノです
おまけ
●ファミレス店員の小さな幸せ
「いらっしゃいま……」
『二人です』
「………」
「??
なんで店員さん固まってんの?」
『あの』
「はっ!!し、失礼しました!ご案内します!」やっべぇ意識飛んでた!
「ちょ、ちょちょちょ!大変大変だって!」
「もう うるさいなぁ。どうしたの?」
「前に、前に来たイケメン2人組が再臨した!」
「えぇ!?前にアンタが接客した、イチャイチャしてた2人組!?どれ見せて!」
「あぁ…相変わらず顔面が奇跡…」
「ほんとだ…って!よく見たらあの片方の子、MEZZO" の四葉環やないかーーい!」
「へ?そうなの?相変わらずアイドル事情詳しいねー。じゃああの金髪の人もアイドル?」
「んーん。違う。あんなのがもし世に出てたら、私が見逃すはずない」
「さいですかー。
いやでもべつに、アイドルじゃなくても全然いい…。見つめてるだけで視力上がりそう…」
「あー今日もイチャイチャしてくれるかなあ…。
また前みたいに “ あーん ” してるとこ見たいから、シルバー類はあえて少なめで持って行こう」