第27章 ワタシのガールハントセンサーも鈍ったモノです
『六弥さん、落ち着いて下さい。私達は、スケベ同盟を結んだ中ではないですか』
「OH!そうでした!ワタシ達は、スケベ仲間です」
パアァと顔を明るくしたナギは、どうやらご機嫌が直った様子。
「むっつりスケベなイオリも、今なら特別枠で仲間に入れて差し上げますよ?」
「私はスケベじゃない!」
『はは。じゃあ六弥さん、そろそろ二階堂さんのお部屋に案内して頂けますか?』
「OF COURSE!オープンスケベなヤマトの部屋はこちらですよ」
「おいこら、誰がオープンスケベだ」
ナチュラルに突っ込んだのは、オープンスケベこと、大和であった。いつの間にリビングへと来ていたのだろうか。
「トイレ行きたくなって部屋から出たら、スケベスケベって大声で話してんの聞こえてさ。
なに、猥談なら俺も呼んでもらわねーと困るなぁ」
「私達は猥談なんてしていませんから!」
「そうです!ワイダンは、これから始まるところですよ。ですよね、春人氏?」
『え、そんな予定だったんです?』
「はいはい分かった分かった。でも悪いけど、こいつは俺が借りてくから、猥談はナギとイチでやってくれ。な」
そう言って、大和は私の腕を引いて自室へと向かう。私達の背中からは、ナギと一織の楽しそう?な声が響いていた。