第25章 その綺麗な顔が、どんなふうに歪むのか
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“ 大和が欲しい ”
告げたその瞬間、白が多い大和の瞳が 大きく見開かれた。
酷く驚いたような、それでいて嬉しそうで、でも泣き出してしまいそうな。そんな表情。
溶けそうな頭で考える。どうして大和は、こんな顔をしているのだろう。
しかし、物思いに耽るそんな余裕は すぐに吹き飛ばされてしまう。
「…わるい」
『え?』
突如として口にされた、謝罪の言葉。
首をかしげる間もなく、下腹部に強い衝撃が走った。
大和が、腰を一気に突き上げたのだ。あまりの衝動に、息すら止まる。
『っ——つ!?は、!』
「っ、……く、」
大和は一切、動きを緩める気配は見せない。それどころか、律動はより激しいものになる。
一気に最奥まで突き上げて、そして一気に引き抜かれる。ただただ、それを繰り返す。
パン パン と肉同士が激しくぶつかる音。
ぐちゃぐちゃと体内が大和の物で掻き回される音が部屋に響く。
『んっっ、あぁぅ!や、大和っ!激っし、』
「っ、…はっ…!はぁ」
一心不乱に、腰を打ち付けて快楽を貪る大和。あまりに強く打ち付けるから、私は体ごと揺さぶられる。乳房が上下に大きく、激しく揺れ動く。
それを大和の大きな手が捕まえて、両手で激しく揉みしだかれる。
私の口からは、叫び声にも似た矯声が止まらない。それと同時に、唇の横からは だらしなく唾液が伝う。
大和は、それを全部丸ごと奪うようなキスをした。無茶苦茶な、激しいキスをした。
『んっ、ん゛、んーーっ、!!』
「っん…、〜〜っ、」