第24章 いい加減に白状すればいいのに
おまけ
●プロデューサーの意地
八「お前!IDOLiSH7を助ける為に、TRIGGERのリハを放置したらしいな!」
『!』バレている!
姉「小鳥遊事務所からお礼の電話を、私が受けたのよ」
『…それでわざわざ社長のお耳に入れたと』ギロ
姉「〜♪」
八「いいか!金輪際、奴らには関わるな!手を貸す事も許さん!」
『……』
八「なんだ、返事はどうした?まさか社長命令がきけないとでも言うつも」
『お断りします!!!』
八・姉「「!」」ビク
『いいですか!?TRIGGERに今 必要なのは認知度でも軍資金でもない!必要なのは… “ ライバル ” です!
考えてもみて下さい。少年漫画が何故ああも面白いのか!それは、主人公の活躍を彩るライバルがいるからです!!一体誰が、順風満帆 山無し谷無しの物語に心躍らせる事が出来ますか!』圧っ
八「な、なん」
姉「ちょっと落ち着い」
『それに、世の乙女達は求めているのですよ。若い男達、イケメン同士の…“ 絡み ” を!
本来はライバル関係にあるイケメン達が、番組で絡む!企画で絡む!そして、その仲睦まじい姿を見てこう思います。
“ あぁ、尊い ” と!!
それはIDOLiSH7のみならず、Re:valeも然り!!私は、彼らと番組で組める機会があれば、どんどんTRIGGERと絡ませますよ!誰がなんと言おうとです!!』圧っ
八・姉「「……」」
『はぁ、はぁ』
八「す、好きにしろ」
『ありがとうございます。では失礼します』
八「…この俺が、圧力で押し負ける…だとっ?」ずーん
姉「並々ならぬ情熱でしたね」
八「まさか奴が、あそこまで考えていたとは。しばらくは、あいつに任せるか…」
姉「…」いやあれはただの性癖でしょ。それも物凄く個人的な