第113章 もう一生、離さない
おまけ
●用意周到な男ナンバー1?
『……綺麗。ダイヤモンド、かな?あと隣に並んでる青いのも綺麗だね。なんていう宝石?』
「ダイヤモンドと、ブルーダイヤモンドだな。永遠の幸せと、幸せでいて って意味があるらしい」
『ふふ、ロマンチック。すごく嬉しい。
ところでさ…なんで、私の指のサイズをバッチリ把握してたのかな?話したことないよね』
「あんたの指を見る機会なんか、数え切れないくらいあったろ。手を繋いだこともあったぐらいだ。覚えてねぇのか?」
『見て触れて分かるものじゃないと思うけどなあ。まぁピッタリで良かったよ。
それにしても、まさか花屋さんみたいにジュエリーショップの友達も夜中に叩き起こしたの?』
「残念ながら、宝石屋の知り合いは居ないな」
『へぇ。じゃあコレは、どれくらい前から用意してくれてたのかなー?』
「ふ。それは……秘密だ」