第112章 幸せでいて
おまけ
●腹十分目
『まぁまだ先の話だけど、良い結婚式にしたいよね。楽はどれくらい来賓客呼ぶ?』
「……〜〜っ、、」
『ねぇ。その目押さえて上向くやつもうやめてくれない?』いい加減慣れて
「あ、あぁ悪い。片想い期間が長過ぎてな」
『それはごめん』
「来賓の数だったか。俺の方は、そうだな。100くらいか?」
『予想はしてたけど多っ!!私の方は友達も親戚も少ないからなぁ。でもどうにかして楽の方に数合わせなきゃね…。
あのさ、龍は呼んでもいいの?』
「当たり前だろ!あいつを呼ばないで他に誰を呼ぶんだよ」
『そっか!良かった。世間一般的には、元彼って式に呼んじゃいけないのかなって』
「りゅ、龍は…特別、だからな」
『じゃあセフレも呼んでいいね!』
「セフレは駄目だろ!!」
『えー。じゃあ大和は呼べないのか…』しょぼ
「ちょっと待て!!」
『セフレでも恋人でもないけど、何回か身体だけの関係を持った人は?』
「アウトオブアウトだろ!!」
『あぁやっぱり?じゃあRe:valeは2人ともアウトね』
「頼むからちょっと待ってくれ!」頭と心臓が同時に爆発するわ!
『うん』
「お前…、急に色々と衝撃の事実を打ち明け過ぎじゃないか?」
『うーん…敢えてなんだけどな。だって、楽って隠し事されるの嫌でしょう?私は、知らない方が良いことは知らないままでいた方が良いと思ってるけど』
「俺の為を思って言ってくれてるのは分かったよ。でもこう、なんつーか…もうちょっと小出しで頼む」一気には受け止めきれない
『小出しね。了解。なんかコース料理みたいだね。ちなみに、いま腹何分目?』
「まだなんかあるのかよ!もう何も入らねえ!」