第100章 お前、龍のこと好き過ぎだろ
おまけ
●追跡者ŹOOĻ
悠「〜〜っっ、あんっの馬鹿春人ー!オレらの大事な時にーー!!」
虎「よし。じゃあ行くか」
悠「は?!行くってどこに?」
虎「後を尾けるに決まってる」
トウマ「決まってるのか!いっそ清々しいな…」
巳「下にタクシーを呼びました。急ぎましょう」
トウマ「ほんっと清々しいな!!」
— タクシー乗車 —
悠「おじさん!前のバイク追って!早く!」
タク「え…、お、お兄ちゃん達、バイクは難しいってー。こっちは車だから多分すぐ見失うと思うよ?
って。なんかこのやり取り、前にもあったような」
【5章85ページ】
トウ「どうかしたんすか?」
タク「いやね、2.3年前だったかな?あの時も、バイクを追ってってお願いされたことがあるんだよ。
で、それを言ってきたのは誰だと思う?聞いたらびっくりするよー。なんてったって…あの、TRIGGERだったんだから!!」
ŹOOĻ「……」
タク「あれ?反応がないと、おじさん寂しいなあ」
— 到着 —
虎「分かってたことだが、TRIGGERと合流したな」
トウマ「…はは。すんげぇ幸せそうな顔で笑ってる」
悠「……ふん。今さらでしょ。あいつにとっての1番は、どう転んだってTRIGGERなんだから」
巳「…亥清さん。私達も、これから4人でどこかへ行きましょうか」
虎「そうだな。ほら、悠。俺がどこへでも連れて行ってやるし、何でも好きなもの食わせてやる」
悠「嫌だ」
トウマ「ハル…」
悠「だって、4人で行ったって絶対…思っちゃうじゃん。ここに、あいつも居ればいいのにって」
トウマ「!!
はは!そうだな!今度、あいつ誘って飯でも行こうぜ!そん時は、5人揃って!」