第92章 これでも頑張ったんだよ?
おまけ
●マウント千
百「ユキもそうだけど、エリちゃんも、ありがとう。オレのピンチに颯爽と駆け付けてくれるなんて。まるで王子様だよ。2人ともイケメン!」
千「僕のことは、追い返そうとしたくせに」
『私のことだって、追い返そうとしましたよ』
「ごめんってば!謝る!謝るから!でも、巻き込みたくなくて こっちが必死に追い返そうとしてるのに全然聞き入れてもらえない時は、ちょっとだけ殴りたくなっちゃった☆」
「うわ。聞いた?エリちゃん」
『聞きました。ひどいですね。なんて野蛮な』
「モモは本当に、獰猛な狂犬なんだから」
「オレは噛み付く相手をちゃんと見てるもん!ワンワン!
獰猛なのは、エリちゃんの方でしょ!男相手に、顔面両膝キック決めた時は、オレ飛び上がるほど驚いたんだからね!」
「モモは、彼女が闘える人だって知らなかったんだっけ?僕は知ってたけど」
【53章 1251ページ】
「え、何それ。モモちゃんは知らないんですけど…」
『…でも、ほら。貴方のピンチにこうして駆け付けたじゃないですか。それで手打ちにしてください』
「う、うん。そうだよね!うん!オレはちゃんとエリちゃんに愛されてる!」大丈夫、大丈夫
「でもRe:vale独立のニュース速報を見て、エリちゃんはモモより先に、僕に電話をくれたんだよね。ふふ、嬉しかった」
「え…ええーー!!そうだったの!?それは普通にショックなんだけど!
エリちゃん、やっぱりオレよりもユキの方が好きなんだ!」グレてやる!
『え?いや、私が 百さんより千さんに電話を先にかけたのは…』
「「かけたのは?」」
『あいうえお順です』
「……」
↑
折笠 千斗
「……」
↑
春原 百瀬
「っ、エリちゃんの、効率厨!!」
「僕もグレてみようかな…」