第88章 合言葉をはいどうぞ!
おまけ
●お子様2人
トウマ「ハルのせいだからな!俺まで退場食らっちまったじゃねぇか!」
悠「は!?さっきのはどう考えてもトウマのせいだから!トウマが、あいつは誰だ誰だって何回もしつこく訊くから了さんがキレたんだ!」
「いやだって俺だけ知らないの嫌だろ!仲間外れみたいで!
って…おい、ハル?お前さっきから何やってんだ?扉にぴったり張り付いて」
「何って。見れば分かるでしょ。盗み聞きしようとしてんの」
「おまっ、悪だな!やめとけって!バレたら了さんに殺されるぞ!」
「バレなきゃいいじゃん。トウマは気にならないの?オレら抜きで、何こそこそ喋ってんのか」
「そりゃまぁ、ちょっとは、気になるけどよ」
な、なぁ聞こえる?」
「全然。ちょっとだけ扉開けたら聞こえるかな。
…あっ、ほんの少し聞こえる。中の様子も微妙だけど見え…」
「え?な、なんだよ。気になるところで止めるなって!おいハル!何が見えるんだよ!!」
「……TRIGGERのプロデューサーが、了さんの、膝の上乗ってる」
「は!?」
「それで、多分だけど…キ、キス、してる」
「はぁ!?ちょ、俺にも見せ…。うわ、マジのやつじゃねぇか。え?なんだこれ。何がどうなってんだ!」
「トウマ、分かんないの?」
「分かるわけねぇだろ!パニックだわ!頭ん中爆発しそうだわ!意味分かんねぇ…」
「意味なんか決まってる。
あの2人は、ホモなんだ!」
「ホモ?」えぇ…
「ホモ!」どやっ