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引き金をひいたのは【アイナナ夢】

第81章 子供じゃないんだ、分かるだろ




—— 楽と沖縄の海 ——


「おい。待て待て待て」

「ちょっと楽。動かないで」

「いや、おかしいだろって」

「おかしくない。キミ言ってたでしょ。何が来ても全力でやるって」

「あぁ言ったな。言ったけどな!だからって、何で俺だけ…
砂浜に埋められるんだ!」

「あはは!砂浴だね。遠赤外線効果で、カラダの中の毒素を出すことが出来るんだよ」

「俺はそんな事、聞いちゃいねぇんだよ!
なんで龍がサーフィン、天がスキューバーダイビングで、俺が砂に埋まる役なのかって聞いてるんだ!」


楽は懸命に叫び訴えたが、私と天と龍之介は、せっせと楽に砂を積む。
次にカメラが回るのは、楽が全身すっぽりと砂浜に埋まってからだ。


「なんで俺が…こんなオチみたいな役回りを」

「いい加減、諦めたら?」

「お前はいいよな!まともに海を楽しめたんだから!」

『楽、動かないで下さい。いま、おっぱい作ってるんで』

「俺におっぱい付けて何が面白いんだ!」

「ねぇ。楽のファンは、どんな気持ちで彼に大きな胸がある姿を見るの?」


天は首を傾げながらも、片乳を作るのを手伝ってくれる。
私が右乳、天が左乳を作る隣で龍之介が声を上げる。


「ちょ、あのさ!(女の子が) お、おっぱいとか言っちゃいけません!」

『えぇ…?じゃあ、なんて言えばいいんです?』

「…え、えっとそれは……おちち、とか?」

「「『おちち…』」」

「それ、逆に卑猥じゃねぇか?」


楽は、どんどん大きく育つ おちちを胸に乗せ、呟いた。

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