第10章 脳みそ溶けるかと思ったぐらいなんだから!
※
『っ、あ、気持ち良いっ、あぁ、モモっ、!』
「ん…オレも…ヤバイぐらい、きもちー…っ、」
本当に。こんな気持ち良いセックス、した事無いってぐらい、気持ち良い。
でも…
たまに胸が、チクって痛い。
それは、エリがオレの名前を呼ぶ時。
エリがオレに向かって腕を伸ばす時。
エリがオレに、キスを求める時。
それを本当に、恋人がやるみたいに 君がするから。
オレが命令すれば、彼女はきっと何だってするんだろう。
全部、演技のくせに。
全部、龍之介の為のくせに!
『っ!?!?』
オレは、今までとは違って ガンガンと腰を打ち付ける。
「っ、…は、…っ!」
『な、っんんっ?!っ、モモっ、やぅ!急に、あぁっっ激し』
パンパンと、肉と肉がぶつかる音が部屋に響いて。2人の接合部からはオレ達どちらかの液が飛び散る。
「、っ、ーく」
エリのくびれた腰をガッシリと掴んで、滅茶苦茶に腰を振る。
オレの肉棒が 容赦なく彼女の肉壁に擦られる。とんでもない快感にすぐにイキそうなのを必死に耐える。
『あっ、ぁ、!あぁ、ん!』
オレが彼女の一番奥を突く度に、エリの口からはだらしない喘ぎ声が漏れる。白くて丸い胸が上下に大きく揺れる。
「っ、あ、…っ、い、く」
もう、我慢なんて出来なかった。
『あぁ、んっ、出して!モモ!出してっ』
彼女の足が、オレの腰に巻き付く。
「っ、…エリちゃ、…中に、出すよ、く」
睾丸から、肉棒の方に熱い物がどくどくと送られてくるのを感じる。
オレはもっと激しく、滅茶苦茶に腰を振る。
『あ!ん、激し、駄目っ、駄目、私も、イクっ』
「ぁっ、く…!っ、イクっ、!っっ!!」
彼女の最奥に亀頭を押し付けて、熱い物を一気に吐き出す。
射精をしながらも、まだ腰を動かす。
『あっ出て、っ、いく、あ…イクイクっあぁ!』
びゅくびゅくと、全ての精液を出し終わった後も。腰をゆるゆると動かして、最後の一滴まで エリの中に出し切った。