• テキストサイズ

引き金をひいたのは【アイナナ夢】

第76章 知らず知らずの内に、同じ女に惚れていたんだな





おまけ






























●とあるCA(キャビンアテンダント)の葛藤



後輩CA「先輩っ!ヤッバイ!ヤッバイですって!絶対あのお客さん、TRIGGERの楽ですよ!オーラエグい!フェロモン凄い!顔面国宝級!」

先輩CA「ちょっと、静かにしなさい。当然 気付いてるわよ。さっきドリンクのオーダー聞きに行ったの私なんだから。
でも、たとえお客様が有名な方だったとしても、私達が提供するサービスは変わらないでしょう?」

後輩CA「さすが先輩…!今をトキめくトップアイドルを目の前にしても、落ち着いてますね」

先輩CA「あのね…実は私、天推しなの」

後輩CA「あぁ!だからそんなに落ち着いていられるんですね!ちな私は龍之介推しなんですけど、むしろTRIGGERなら箱で推せるんで興奮しちゃって」

先輩CA「どうして私が天を推してるのかって?」

後輩CA「え?聞いてな」

先輩CA「彼ほどの、完璧主義者はまずいない。徹底してプロ意識が高く、自分に凄く厳しいところに感銘を受けたの。私も彼のように常に矜持を持って仕事に取り組みたい。プロとして最高のサービスを提供出来るCAになりたい。そんなふうに思わせてくれる九条天を、本当に尊敬してる」

後輩CA「な、なるほど」

先輩CA「だから…っ!私は、最高峰のCAとしてたち振舞わなければならない!
たとえ、年間24回はライブに足を運んでいるTRIGGERが目の前にいるとしても!しかも一緒にいるのがファンの間では有名なプロデューサーの黒王子で、楽様が飛行機を怖がる彼の手を優しく握ってあげて、あまつさえ肩とか貸してあげてて その上プロデューサーの頭の上に自分の頭を乗せて、仲睦まじく2人ですやすや眠っている場面に遭遇したとしても!!
ここが上空である限り…っ!私は、プロのCAで、あり続けなければならない!」

後輩CA「先輩がすっごいコアなTRIGGERファンである事だけはヒシヒシと伝わって来ました!!」

/ 2933ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp