第68章 あなた…意外と馬鹿なんですね
おまけ②
●抱かイチ、渾身のボケ
『おはようございます』
天「おはよ、って…何その傷」
楽「うわ。ぐしゅぐしゅになってんじゃねぇか。痛そうだな」
『ちょっと転んで、ぶつけました』
天「ちょっと転んで、どうやって額と鼻がそんなふうになるの」
龍「ごめんね、春人くん。俺が不甲斐ないばっかりに…」
『龍のおかげで、この程度で済んだのですよ。もし貴方が助けてくれなければ、眼球のひとつくらいは取れていたかもしれません』
天楽「「本当に何があった!?」」
龍「でも、傷が残ったらどうしよう。心配だよ」
楽「はは。その時は、嫁にもらってやるから俺んとこ来いよ」
『そ…、そのボケは一度聞いているので、もうお腹いっぱいです』
楽「??」
天「……」
(可哀想に。楽は、気付いてないけど…)
龍「……」
(楽の記念すべき初プロポーズが、ボケで消費されちゃった…)
楽「…おい春人。人がボケてんだから、何とか言えよ」
『え…あ、はい…えっと。
では…不束者ですが、よろしくお願いします?』
天「乗っかった…!」
楽「あぁ。2人で、幸せになろうな」
龍「か、髪を搔き上げてのキラキラビーム!さすが楽だ!」
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