第66章 しちゃうか〜結婚!
おまけ
●恋する環くん
環「ごめんなさい」
先生「………」
「ごめんなさい」
「あのなぁ」
「2回も謝ったから、もう帰ってもいい?です」
「いっぱい謝ったら帰れるとかいうシステムはない!」
「えー…ちょーーケチじゃん」
「ついに下手くそな敬語すら諦めやがった…」
「俺、急いで行かなきゃなとこあんの」
「お前、自分が悪いって自覚はあるのか?
急ぐって、仕事か?最近ますます忙しそうだからな」
「ううん。行きたいのは、好きな人のとこ」
「ア、アイドルなのに、好きな人がいるのか!」
「アイドルだって、好きな人ぐらいいんよ。人間なんだから」
「まぁ…そうか」
「一緒に、俺が握ったおにぎり食うんだー」へへ
「お前がおにぎりなぁ…」
「おう。おにぎりん中に、俺の大好きな物入れて、愛情込めて握ったんだよ。だから、ぜってーうまい」
「中身、何入れたんだ?」
「プリン!」
「………なんて?」
「プリンー。王様プリン。
おにぎりってー、美味いじゃん?んで、プリンも、美味いじゃん?美味いもんと美味いもんが合わさったら、もっと美味いに決まってっかんな!」
「……可哀想に。お前、フラれるな」絶対
「はぁ!?なんでそんなヒデェこと言うん
あーー!えりりんからラビチャ来た!えへへ」
「おいこら四葉ー。教師の説教中に堂々と携帯いじんなー。
……でも、彼女なんて?」
「…… “ プリンとおにぎりは、仲が悪い ” 」
「………」
「へぇーそうなんだ。知んなかった。んじゃ、プリンおにぎりはナシだなぁ」
「…お前の好きな人、優しいなぁ。努力してものにして、いつか結婚しろよ…?」
「うす!」