第2章 センラ
今日、散々弄られて、舐められて、掻き回されて体がすっかり彼から受ける快感を覚えてしまっている。
一度、絶頂を迎えた私はすぐに二度目の絶頂も体感した。体の力が抜けて、足に力が入らなくなった時、密着していたセンラさんの体が離れて私を横抱きした。
別名、お姫様抱っことも呼ばれるこの抱かれ方。横向きにされて彼の両腕でそれぞれ背中と足を持ち上げられる。
そのままリビングへと移動してゆっくりと柔らかなキャンバス生地のソファーへと寝かされた。人ひとり仰向けでも余裕で寝られるほど広い座面。ふわりと弾む感触の良いクッション。
寝転んだ私にセンラさんがゆっくりと覆いかぶさる。また、生で彼の硬くて太いモノが自分の敏感な場所へと重なり合った。
「ひぁッ…あっ…ぁぁーー…」
彼の生温かい肉の熱を感じると、すぐに頂点へといざなわれた。
あと何分、こうして擦りあっていなければいけないのだろうか?甘い刺激が全身を貪って、壊れてしまいそうだ。
彼が私に腰を打ちつけるたびにソファーが揺れた。ギシギシと木造の脚部分が軋んだ。
「ぁ…ぁ…っはぁ…ッん、…ぅ…ぁぁ」
襲いかかる快楽があまりに強すぎて、繰り返しイク事に呼吸すらままならなくなった時、彼が不意に私から距離をとった。
「深く息すって。そのままゆっくりはいてみぃ?」
ソファーと背中の間にセンラさんの手が滑り込んでトントンと掌でリズムを作る。それにあわせて呼吸をすればすぐ楽に息をすることができた。
「ごめんなぁ。ちょっと、止められへんかったわ。しんどかったやろ?かんにんなぁ」
(もしかして…この人…)
「センラさん、私がイク度に、私が辛くならないようにって行為…やめてくれてたんですか?」