第2章 センラ
「あぁ〜!ごめんごめん!痛かった?妙に力入ってんのよね。指、一本でも無理かぁ…」
「すみませ……あの、センラさん?」
私が謝るよりも先にセンラさんがモソモソと動きだした。スイッと下に素早くさがったと思ったら太ももを両手でこじ開けられる。秘部を全開に晒されて羞恥心から太ももに、膣内に、力がこもる。
「ちょっと、激しくするよ?」
「え…?ッ!!」
ヌルリとした熱いモノが膣の中に挿れられた。先ほどの指とは違う。痛みが伴わないかわりに飛び上がるほどの強い快感が駆け巡る。
「ひぁぁッ!それぇ…あぁっ!感じ…すぎちゃ…」
ヒクヒクと中が痙攣をはじめる。彼の長い舌が膣内を出たり入ったりして。中に挿入されるたびにうねって膣奥を広げていった。
「んぁっ、あ…ッあぁー!せんッら、さ…あ、ぁ…」
絶頂がたたみかけるように短い間隔でおりてくる。一度、二度、三度…。
あまりに何度もイキまくるので、私が昇天し続けていると彼は気付いていないようだった。
必死に彼の名前を呼ぶ。狂いそうになるくらいの甘い、刺激の中に溺れて。
「せ…らさ…、ぁ…ぁぁ…ぁーー」
片手で数え足りないほどの回数を達して、自分の意思に反して涙が溢れた。あれだけ喘ぎっぱなしだった声も、もう、ほとんどでない。
やっと、弄られ続けた舌が抜かれた時には二回、三回の抽送で一度イクほどにまで敏感になっていた。
大粒の涙を流しながら、ぐったりと動けなくなっている自分を見つけて、センラさんはひどく慌てふためいた。
「ごめん!もしかしてずっとイッてたん?」
小さく私が頷けば私の上に被さるように彼がふってきた。柔らかな羽毛布団みたいに優しく覆い被さって、私を抱きしめる。
「何回イッたん?」
「……わかんな…。数えられないくらい、いっぱい…」
涙を拭いながらそう答えれば、熱と欲を色濃く醸し出した彼の瞳に捕らえられる。
喰われる。