第1章 あほの坂田(となりの坂田)
震えながら、息も絶え絶えに訴える。しかしその間も坂田さんの腰の動きは止まらない。やめる気なんてさらさらないみたいだ。
「痛くはないんやろ?なら、なんぼ気持ち良くなってもえぇやん?」
なぁ?と甘い息づかいと共に耳元で囁かれる。それだけで十分な刺激となって、本日2度目の頂点に達した。もう1度目とは違って彼が動きを止めることはない。
絶頂に向かう間も、逝っているその時も、達した後ですら止まないピストンにとても耐えられず、洗いたてのピンッと貼ったシーツを握りしめ新しい皺を作った。
「ッあーー。締まりやっばいな。もうおれイケそう。ちょっと、激しくしてもえぇかな?」
「やっ!あっ、アッ!これッ…い、じょうは…」
「えぇやんな?」
先ほどから全くこっちの意見を聞き入れる気がない彼はマイペースに、やりたい放題私の体を貪りだした。
両太ももをこれでもかというほど天高くまで上げられて、丸見えとなった秘部の中へ体重を軽くかけながらいけるギリギリまで深く、深く挿入される。
腰を激しく打ちつけながら散々弄られて膨らみを帯びた乳首を左右交互に舐め回される。小刻みに小さく何度もイかされながら、大きな波のような絶頂がじわじわと押し寄せた。
「んぁッ!だっ、めぇッ…あ…あっ…あぁーー…」
ベッドが激しく揺れるほどの強い頂点を迎えると同時に膣内にあつい熱が放たれるのがわかった。
とてつもない怠さが体全体に襲いかかる。まるでゾウにでも踏み潰されているかのように体が重い。動けない。
「はぁー。気持ちよかった」
愛らしい笑みを浮かべて、さぞ満足そうな声で彼は言った。その後も、終始ご機嫌で鼻歌を歌う坂田さんを尻目に、私は暫くぐったりと体をベッドに預けるのだった。