第1章 あほの坂田(となりの坂田)
坂田さんに丸見えとなったこの状態をなんとか隠そうと両手を下半身へと向かわせる。しかし、それよりも先に彼の体が私の足の間に割って入っていった。
最も敏感になっている部分に彼の熱が重なる。大きく反り立つ先から透明な汁が溢れ、坂田さんはそれを赤く勃起した私の局所へと擦りつけた。
「ひぁッ!や、やぁっ」
まるでローションのようにヌルヌルと彼の我慢汁が秘部全体に行き渡る。ゆっくりと腰を動かして坂田さんは素股をはじめた。
ひくつく真っ赤な突起部分へ何度も何度も彼の欲望があてがわれ、その度にギシギシとベッドが軋む。
「あっ、ッあぁ!おっね…がッ…ゆっ、くり」
激しく体を上下に揺らされながら、必死にそれだけをなんとか頼み込む。喘ぎを含む懇願を聞いた坂田さんがうっすらと笑みを浮かべた。
悪戯を思いついた子供のようなあどけなさの奥に、激しく暴れる猛獣のような荒々しさを宿す。今日、何度目かの舌同士の絡み合い。舌の先から裏側までねっとりと舐め回され、以前続いている秘部の摩擦によってくちゅくちゅと淫らな音が響く。
その音が自分がどれだけ感じて、乱れているかを物語っているようで羞恥心が膨れ上がった。辱めを受けて、更に体が敏感になる。
舌が、膣の入り口が、その前にある真っ赤に膨れた部位が、感度が上がる事によってより強い刺激を生み出し、体感したことのない気持ち良さにじんわりと汗が滲み出た。
ふいに、絡まっていた舌が自由になり、呼吸が楽になる。息切れをしながらも必死に酸素を取り込もうとすれば、膣の先に熱くて硬いモノが充てがわれた。
「ッや!だめッ!まだ、まっ……」
拒絶の言葉もかき消されて、それはゆっくりとしかし確実に奥まで侵入を果たす。
「ッはー。あっつ、中、めっちゃ気持ちえぇね」