第2章 センラ
会話途中で我慢出来ずに激しく絶頂を迎える。前屈みでソファーから落ちそうになる私をセンラさんが強く引き寄せた。その反動で一度離れた秘部にまた彼の熱が充てがわれる。
「あッ!ひぁっ、また…そこッ!」
センラさんは、涙目になりながらも必死に抵抗する私になど目も暮れない。腰を器用に動かしながらソファーに散らばる衣服から自分のスエットのポケットを探り出した。中から出てきたのは見慣れたフィルム色のコンドーム。私が持ってきた薄手の方を使おうとしているらしい。
いよいよ、なんとかして逃げなければ、と焦りで冷や汗が流れる。
「まッ、まって!まだ…なかにッ!きのうの…感触がッ、ぁッ…アッ、のこってッやぁぁ!」
伝えようとする私の言葉など聞き入れず、素早くフィルムを破った彼が自身の欲にそれを被せる。そして私の後ろからゆっくりじっくりと挿入を果たした。
前から挿れられるのと違って、後ろからでは深く奥にまで侵入される。根もとまで全部埋没すればそれだけで体が痙攣をおこした。
「挿れただけで逝ってもぅたん?」
声が出なくて、ソファーにしがみつきながら何度もうなづいてみせる。なのに、センラさんは中にあるこのこわばりをあろうことが動かしはじめた。
悲鳴をあげながら体を強張らせ、なんとか刺激にたえようと力をいれる。けど、止むことのないピストン運動に加え、彼の手が胸の突起に、秘部の芯芽にのびる。
乱暴に指でいじくられ、その快楽の強さになきながら抵抗をした。彼の手首を掴んで引き離そうとするも、それを見越すように膣の中の熱棒がスピードをあげた。
「ぁ…ッあ、ぁぁ…あ、とまッ、て…お、ねがッ」
ソファーが倒れてしまうのではないかと思うほど激しく打ちつけられ、その行為をセンラさんは全く止めることはしなかった。