第2章 センラ
暗闇になった液晶画面をみてほっと胸をなでおろせば、腰回りにセンラさんの腕が絡まる。そのまま、後ろにいる彼に引き寄せられてバランスを崩した。思わず彼の膝上に乗っかる形で座ってしまい慌てて立ち上がろうと腰を浮かせる。
その時だ。同じく裸になった彼の胸元が自分の背中にピタリとくっついた。その熱さに足の力がぬける。生の欲棒が淫華にふれる。上下にこすりだして媚蜜が互いの皮膚を濡らす。
その滑り具合に喘ぎをもらすと揺れる胸を彼の両手がすっぽりと包む。手のひらで揉まれ、媚芯まで一緒にもみくしゃにされた。
高くよがり声をあげながら、視線の先にあるデジタル時計が目に入ってふいに疑問に思う。自分の契約している時刻までまだニ時間ほど余裕がある。今日は家事代行の昼の仕事分は入っていない。夜の料金だけだ。このまま、今はじめるとして…。
終わりまで約四時間弱。
も、もたない。とてもではないが。死んでしまう。
「あ…の、せんらさん。ちょっと、ンッ。いっかい…ぁ…あぁッ、やめッ!やめま、せんか?」
素股で体を激しく揺すられながら、胸をもまれながらも必死に訴えた。
「なんで?」
「その、契約時間終わりまでしてたら…もたないので。ひとまずゲームでもしません?」
ヘラっと笑いながら彼をみるも、私の表情を見たセンラさんは一度止めた筈の動きを再び、繰り返しはじめた。
「やッ、やぁぁ!せんらさ…はなしッきぃてぇ」
「聞いとるよ。途中で一回休憩挟んだるから安心しぃ」
「だ…だめぇ。それじゃ…なんっ、かぃもぉ…することにッ」