第2章 センラ
そういうと、彼の指が私のはくパンツの前にまで伸びる。いつの間にかセンラさんがすぐ目の前にまで押し迫ってきていた。
窓と呼ばれた生地が離れている部分から指を突っ込んで先ほどまで足で指圧されていた小突起したそこへ直接ふれる。
「ぅあッ…あ…いじっちゃ…。やぁッ!なかぁ、いれな…」
膣の中に一本、長い指が飲み込まれる。昨夜の感覚がまだ残っている、ひどく過敏になった今の膣内には、たとえ指一本だけだとしてもかなりの快美となった。
膣壁の中で打ち擦られれば悲鳴に近いよがり声をあげて、センラさんのシャツの袖にしがみつく。
中で暴れていた指が抜かれた時には蜜液が太腿にまでたれた。強引に服を上下とも脱がされて衣類がフローリングに散らばる。
「あーぁ。こんな真っ昼間から裸にされて…ほんま、災難やねぇ」
そう言いながら、こんな風にした元凶が柔らかく笑う。
彼の舌先が胸を這いピンと張ったその先端にまで辿り着いた。涎を含んだ舌で転がされ、反対の媚芯も指で摘まれる。
屹立したセンラさんの熱が窓から侵入して秘所を擦る。生の、強張った欲情が上下に蠢動した。
このままでは本格的にここではじまってしまう。交わって、しまう。
「やっ、やぁ…ぁ、センラさんっ。こんな、とこでぇ。ひぁッ、こしっ、ぅごかなぃでぇ!」
律動によって粘着音が大きくなり、その激しい打ち付けによって鈍い痛みだった頭痛が悪化しだした。
「…っ。いっ…」
「え!?なになに?どっか痛いん?」
小声で呟いた痛苦にセンラさんは即座に反応した。
頭を押さえる私に視線を送ると「ちょっとこっちで待っとって」と服を拾い上げて共にリビングへと誘導される。