それでも私はかの君を愛してる【twst・ハリポタ】
第2章 捕らわれ堕とされる
長い舌で口の中を蹂躙される。
舌で舌を捕らえられ、吸われ、絡みつく。
歯列をなぞられねぶられる。
呼吸もまともにできないくらいの深い口付け。
口内だけでも甘美な快楽に埋め尽くされているのに。
下からはさらに強い快楽が襲いかかる。
下着を横にズラし、ジェイドの指が直接陰核をなでる。
溢れる愛液のおかけでその指は滑らかに小さな突起を弄ぶ。
「ふ…っ…んぅ…ッ…」
スノーの手が無意識に芝生を握りしめた。
ドロドロに溶けた理性が、最後の抵抗を繰り返す。
イキたい。
頭がおかしくなりそう…。
でも、イクのが怖い。
何が怖いのかはわからない、ただただ漠然と怖くなった。
「スノーさん、大丈夫ですよ。
落ちてきたあなたをフロイドは落とさず受け止めましたよね?
受け止めますから…
もっと堕ちていらっしゃい。」
ジェイドの左手が芝生を掴んだスノーの右手をすくい上げた。
指と指を絡ませて、安心させるかのようにギュッと握る。
「スノーちゃん、可愛いねぇ。
だーいじょうぶ、俺らがァ、ちゃーんとギュッてしてあげるぅ。」
フロイドの左手がスノーのもう一方の手を絡めとる。
「「さぁ、堕ちて」」
優しく撫でるだけだった指が、小さな突起をぐりゅっと押しつぶす。
差し込まれた舌が、口蓋をゾロリと舐め上げる。
「あぁぁぁぁッ……ーーー!」
くすぶっていた快楽が、溜まった欲望が、ひとも思いに弾け飛んだ。
目の前がチカチカして真っ白に染まる。
抵抗した分だけ、達した時の快楽はいつもより深い。
脳内が桃色に染まるような甘美な快楽に、スノーは全身をガクガクと震わせながら絶頂を味わった。
「あぁ、なんて愛らしい。
もっと堕ちていらっしゃい。」
「もっとぉ、気持ちよくなりたいよね?
ギュッてしながらァ、ちゅーしてあげるぅ」
内ももにジェイドの唇が触れた。
顎をすくっていたフロイドよ腕がグルりと胴に巻き付いた。
再び鋭い歯が内ももにたてられる。
再び肺が締めあげられる。
「ぅ…ッ…ァァァ…ッ…!」
痛みも苦しさも快楽に塗り替えられて、受け止めきれないほどの快楽に、スノーは生理的な涙を零す。
息付く間もなく何度も何度も絶頂へと押し上げられる、快楽の闇に落された。