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それでも私はかの君を愛してる【twst・ハリポタ】

第2章 捕らわれ堕とされる


「んッ…」

ジェイドの指先が、内ももをつーっと撫で上げた。
触るか触らないかの絶妙なフェザータッチに、思わず吐息が漏れる。
治まったはずのぞくぞく感が、再び舞い戻ってくる。

「今日は何してあそぼーか
ねぇ、スノーちゃん?」

鋭い痛みが耳に走る。
噛まれたのだと気がついた時にはもう手遅れだ。

「ぅ…いたっ…あぁッ…!」

フロイドの鋭い歯が、何度も何度も耳を噛む。
甘噛みとは決していえない、強いジンジンした痛みと、緩く与えられる内ももの快感がぐちゃぐちゃになる。

「痛いの、きもちーねー?」

耳を何度も噛みながら、フロイドはクスクスと笑う。
痛いのか気持ちいいのかよく分からない。
ただ全てがゾクゾクする。

「おや、スノーさんは痛いのがお好きでしたか。
それでは…」
スノーが違うと否定する前にシェイドの頭がくるりと反転した。
そして、内ももにも歯を立てた。
耳よりも強烈に鋭い痛みが走る。
上からも下からも襲う痛みに思わず体が跳ねるが、すかさずフロイドがそれを抑え込む。

「いた…ぃ…」

はぁ…と息を漏らしながらでる言葉は弱々しい
息を吐くことで痛みを逃がそうとする。
そんな様子を見ていたフロイドは、スノーの顎に手をかけグッと振り向かせた。
そしてそのまま、緩く開いていた唇に口付けた。

フロイドの長い舌が上顎の裏をヌルりと舐め上げる。
くすぐったい様な、焦れったい気持ちよさ。
痛みと快感わ同時に与えられて、何がなんだかわからなくなる。

ドロリと理性が溶けていく…

「スノーちゃん、痛いの、気持ちいいねー」
ジッと目を見つめ、言い聞かせるように言われる言葉。

気持ちいい…?
気持ちいい、のかもしれない…。

その言葉はスノーの理性を侵食していく。
繰り返される深い口づけ。
痛みと快楽がぐちゃぐちゃに混ざり合う。
与えられる刺激にひたすら翻弄される身体はビクビクと震えた。
異なる感覚を与えられ続ける脳は、オーバーヒートする。

そして、少しずつ、痛みが快感で塗りつぶされる。

痛いのも気持ちいい…

「あ…あぁ……っ」

フロイドの言葉に導かれるように、痛みが快楽へ変わっていく。
感覚を支配されていく。
そんな様子に、ニンマリと双子のウツボが笑みを深めた。
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