それでも私はかの君を愛してる【twst・ハリポタ】
第7章 核心には届かない
無理やりに押し広げられる感覚にスノーの背が限界まで仰け反った。
自分の体がバラバラになってしまう、そんな錯覚さえ覚える。
あまりにも酷い圧迫感と痛みに、息を吸うことすら難しい。
「きついな…」
当然入れる側にもその摩擦感と締めつけは共有されるわけで。
レオナはグッと眉を寄せると、大きく息をつく。
メリメリと音を立てるように無理やりねじ込んだそこは、まるで押し出そうとするかのようにレオナの自身を締め上げた。
痛みに震えるスノーを抱きしめる腕の中に閉じ込める。
「あ゛ッ…うぁ……」
言葉を発する事すらできないスノーの耳元で、レオナはゾッとするような言葉を囁いた。
「まだ先だけだ…
奥まで入れるぞ。」
「ッ…!
ムリ無理無理……!
壊れちゃ…ッ…ごめ…なさ…ふ…ぅ…
ごめん、なさい…許し…て……ーー」
ついに泣き出したスノーは、イヤイヤと、レオナにしがみつにながら首を振る。
これ以上なんて無理だ。
耐えられるはずが無い。
「ごめ…ごめんなさ…ッ…
ふッ…ぅ…
も…許して…レオナ…」
その泣き顔を見て、レオナはハッと理性を取り戻した。
やりすぎた、というバツの悪さがジワジワと込み上げる。
普段のスノーからは想像できないくらいの泣き顔に、ゾクッとそそられると同時に、後悔が込み上げた。
イヤイヤと首を振りながら必死にしがみつくスノーの髪をそっと撫でる。
「…なんで怒ってるかわかるな?」
「わか…る…」
これ以上泣かさないように、できるだけ優しい声色で問えば、こくこくとうなづいて返事を返すスノーが、いやに愛しく見えた。