それでも私はかの君を愛してる【twst・ハリポタ】
第7章 核心には届かない
「う゛ッ…。」
何かがおかしい、とスノーは思った。
痛みと最奥を撫でられて痛みと快感を感じ、蜜壷がはしたなくもじわりと濡れた、と思ったのに。
変わらず肉壁はみちみちと音を立てるようにレオナの指で擦られる。
こじ開け擦りあげられるそこは、変わらず痛みと異物感を訴え続ける。
本来なら女性の防衛本能的にも、濡れて痛みがなくなっておかしくない頃だというのに。
終わらない痛みに、息が荒くなり脂汗が額に浮かぶ。
涙でボヤける視界には、悠然と笑みを浮かべるレオナの顔。
いたぶる事を楽しむかのようなその顔に、スノーの本能が警鐘を鳴らす。
「今日は濡れねぇなぁ?」
クツクツと喉を鳴らすその姿に、あぁ…とスノーは絶望を覚える。
キングス・ロアーだ。
スノーの腟内が濡れてくるたびに水分を奪われているのだ、と気づいてしまった。
「レオ…ナ…」
この状況を受け入れようと諦めた先程までの自分を酷く呪った。
彼の気が済むまで終わらない痛みの地獄を理解してしまえば、そこには恐怖しか感じない。
「俺のユニーク魔法がこんな所で役に立つなんて、皮肉だな」
ギラりと光る目は楽しげにスノーを見下ろしてくる。
獰猛なライオンの目をしたレオナは、ベロリと零れる涙を舐めとる。
ズリっと最奥の弱い所を容赦なく指先で擦りあげられ、視界がチカチカする。
あまりにも獰猛な痛みと淡い快感に、体がぶるリと震えた。
節の目立つ男らしい指が抜かれたあとも、痛みで足の痙攣は止まらない。
「反省しろスノー?」
その言葉は酷く優しい声色で、残酷にスノーを引き裂いた。
いつの間にズボンの前を寛げたのか、レオナはいきり立つ自身をグリッ入口に押し当てた。
「や…うぁ…ッ…ゆる…し……ッ
まって…ムリ…無理だからッ!」
指だけでもあの痛みなのに、常人よりも遥かに大きなそれを入れようとするレオナの体を、力の入らない腕で必死に押しのける。
「諦めろ」
「や…ぁぁぁぁぁぁぁぁあ゛ーー!」