• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第22章 月と馬





「やーいい風呂だったな!」

「練習後の風呂は沁みるなぁ…」

「もう5日目も終わったな」

「…お、山口と穂波ちゃん! って、あれ?穂波ちゃん泣いてる」





烏野御一行がお風呂から出てきたみたい。






旭「えええっ どうしたの!?」

田中「山口…お前がそんな奴だとは…」

山口「えっ いや、俺…」

『感極まって泣いてしまった 笑 いい話だったのー でも続きはまた今度だね』






沢山の人の前で話す話じゃあない。きっと。





西谷「りんごジュースか!いいな!俺も牛乳飲もっかな〜」

菅原「おー俺もなんか飲もうかな。こういうのいいべ。もう合宿も終わっちゃうしな」

旭「あ、俺、財布置いてきちゃった。スガ、小銭貸して」





一気に賑やかになって、
わたしと山口くんは顔を見合わせて笑った。

ほんと、合宿も終盤って感じのこの空気。賑わい。
キュンとする。






今はここにいないけど翔陽くんと影山くんの入部エピソードや、
田中くんと夕くんの潔子さんへの熱い想い、
旭さんと夕くんが部活をお休みしてたこと、
及川さんというセッターがいる学校にインターハイ予選で負けたこと、
牛島さんという全日本ユースに選ばれるスパイカーが宮城にいること…
いろんなお話を聞かせてもらった。






「おぉ!月島!今から風呂か!」

「……。 あ、はい。 お疲れ様です。お風呂いただいてきます」






蛍くんがお風呂に向かったと思うと






「ぉあー!みんなでここで集まってんすかー!すげー楽しそう!」






翔陽くんがリエーフくんとお風呂に向かってく。







「…澤村くん、ちょっとぉ。よってたかって、うちの大事なマネージャーと何してんのぉ?」







クロさんは相変わらずの調子。
おもしろいなぁ、合宿って。
それに本当、今日はもう終盤って感じだぁ。
明日の夜が最後の夜なんだもんなぁ…







あぁ、やっぱりキュンとする。









『よし!わたしは潔子さんと仁花ちゃんのとこへいく。
みんないろんなお話聞かせてくれてありがとう。おやすみなさい〜
山口くん、また話そうね。ありがとう』









マネの部屋で、きゃっきゃしようっと。









/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp